第25回・足利義満の室町幕府の黄金期(1368〜1408年頃)
室町幕府にとって足利尊氏と後醍醐天皇との確執によって、天皇家が二つに分かれた南北朝時代は、是が非でも統一をしなくてはいけない課題であった。貞治6年(1368年)、二代目将軍の足利義詮が死亡したことによりその子である義満が10歳で三代目将軍に就き、補佐として細川頼之が就いた。しかし、細川の政略は強引なところが多く、他の大名との衝突が起きるようになる。
室町幕府にとって足利尊氏と後醍醐天皇との確執によって、天皇家が二つに分かれた南北朝時代は、是が非でも統一をしなくてはいけない課題であった。貞治6年(1368年)、二代目将軍の足利義詮が死亡したことによりその子である義満が10歳で三代目将軍に就き、補佐として細川頼之が就いた。しかし、細川の政略は強引なところが多く、他の大名との衝突が起きるようになる。