第24回・京都五山の成り立ち(1300〜1400年頃)

京都五山は中国の五山十刹の寺格ににならい、鎌倉幕府から導入された。臨済宗(禅宗)の寺が対象で、北条貞時により鎌倉の浄智寺が五山の始まりと言われ、京都の建仁寺・東福寺も含めて数えられるようになった。
第一位に建長寺(鎌倉)・南禅寺、第二位に円覚寺(鎌倉)、第三位に寿福寺(鎌倉)、第四位に建仁寺、第五位に東福寺、準五山に浄智寺だった。天龍寺などが追加で入り、順位はその都度変更された。