第20回・混迷した時代の文学者たち(1100〜1200年頃)

平安時代末期から鎌倉時代にかけて、源平による政治の騒乱により都は混迷を極めた。平安時代末期は大火事・飢饉・末法思想により街は地獄さながらだった。社会情勢で、六道絵と呼ばれる地獄絵図が描かれた。そして源平の動乱により政治も不安定な時代であった。
そうした時代に反映してか、世間から一歩離れる和歌の読み手たちが現れた。